一人暮らしで自炊は本当に節約になる?検証してみた

一人暮らしで課題となるのは食事ですが、「自炊が必ずしもお得か」という疑問がよく見られます。一人分の総菜や弁当を必要な時に買えば、それほどの出費にもならず、わざわざ調理をする時間や手間、電気やガス代の方がかかるのではという懐疑的な発想にもつながるようです。確かに店先に並ぶ総菜の種類は豊富ですし、そうしたものを自炊でしようと思えば相当な時間や手間もかかってしまいます。
ですが、一人暮らしで毎日食べる分を自炊で賄おうとすれば、食べる量からしてそれほど作ることはしません。食材だけでも結構かかりそうですが、調味料などは一度購入すればしばらくどころかかなり持ちますし、食材にしても使い切れなければ何品かに使えばよく、すぐに使うあてがなければ冷凍保存しておけばよいのです。
カレーや煮込みなどの料理は多めに作って2日に分けて食べることもでき、そうすれば温めるだけでそれ以上の出費にはなりません。料理の腕に自身がない人でも、栄養のバランスを考えることはできます。
出来合いのものばかりを食べていれば、手軽さと引き換えに野菜不足にもなるでしょう。その野菜不足を解消するために「出来合いの野菜」を買うようでは、節約どころか量から言ってもかえって高くついてしまうかもしれません。
一人暮らしの自炊なら手軽なのが一番です。無理に何品も頑張って作る必要もありません。野菜を炒めたフライパンで肉や魚を焼いても構いませんし、野菜たっぷりのぶっかけ丼でもいいのです。手っ取り早く麺類にするなら野菜たっぷりで栄養価を上げるちょっとした工夫もできるでしょう。わざわざそのための野菜を買いに行く必要はなく、冷蔵庫にあるものでというぐらいの感覚でもよいのです。
そうしてやりくりしているうちに、食材を余らせないようにする感覚も身につきますし、応用の効く食材を買うようにするなどの工夫ができるようにもなります。長い目でみれば、栄養面からも「お得」感はあるでしょう。

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